卒論から始まるBlockchain

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これを読めば、きっとあなたもBlockchainを題材に卒論が書ける,はず!

日本ブロックチェーン協会の定義から、ブロックチェーンを理解しよう⑦最終回 ~ データ同一性&まとめ編 ~

前回までのおさらい

2)「電子署名とハッシュポインタを使用し改竄検出が容易なデータ構造を持ち、且つ、当該データをネットワーク上に分散する多数のノードに保持させることで、高可用性及びデータ同一性等を実現する技術を広義のブロックチェーンと呼ぶ。」

出典:「ブロックチェーンの定義」を公開しました | JBA

 前回は太字の部分のみを解説しました。まずは可用性について触れ、高可用性を説明しました。可用性とは「システムが壊れていない状態がどれだけ維持されているか」を示す指標の事(≒稼働率)でした。なので高可用性とは、高確率でシステムが壊れていない状態がどれだけ維持されているかの指標でした。

じゃあどのくらいが高いかの指標は以下の表のようになっていることになります。

Availabilityレベル   Availabilityクラス  年間ダウンタイム 
100% 連続処理 0分
99.999%  フォールトトレラント 5分
99.99%   フォールトレジリエント   53分
99.9%   ハイアベイラビリティ 8.8時間
99-99.5% 一般の商用 44~87時間

HAシステム(1) - 高可用性システムとクラスタリング

 

そのうえでまた一つ読み進めていきたいと思います。

2)「電子署名とハッシュポインタを使用し改竄検出が容易なデータ構造を持ち、且つ、当該データをネットワーク上に分散する多数のノードに保持させることで、高可用性及びデータ同一性等を実現する技術を広義のブロックチェーンと呼ぶ。」

出典:「ブロックチェーンの定義」を公開しました | JBA

 ついに最後になります。いやー、長かった。本当に。

 

データ同一性

  そのデータは間違いない?改竄されていない?みんな同じデータになってる?ってことです。じゃあどうやってそれをするか。特別なプロトコル電子署名ハッシュポインタデータ構造などなどさまざまな技術を用いて実現しています。そして、それらを用いて高可用性・データ同一性を実現する技術を「ブロックチェーン」と読んでいるんですね。

 

f:id:mochi-mochi-0397:20180718151039p:plain

 

いやー、終わった終わった。今日はうまい酒が飲めそうだぜ!!って思うのは早いです。実はこの定義の下には以下のような文章が書いてあります。 

定義策定のアプローチ

まず、Satoshi Nakamoto論文およびその実装である、ビットコインブロックチェーンをオリジナルのブロックチェーン(以下「オリジナル」)として強く意識しています。

狭義のブロックチェーン(定義1)は、オリジナルを意識し、それが備える本質的で不可分な特徴を捉え、言語化しました。

広義のブロックチェーン(定義2)は、昨今〜今後の技術の展開を鑑み、オリジナルが備える特徴であっても、別の実装方式や別の目的への展開などにおいて、置換や変化が行われていく広がりを許容しながらも、特徴を捉えられるよう、言語化しました。

今後について

今回公開する定義は、現在時点の見解であると考えており、今後もアップデートが必要であると考えています。また、引き続き、ブロックチェーンに関する用語解説を策定していく予定です。

出典:「ブロックチェーンの定義」を公開しました | JBA

 

広義・狭義のブロックチェーン

 何となくお忘れかもしれませんが、この定義は1)、2)がありました。ブロックチェーンで色々調べてみると、本当に様々な見解や説明が書かれています。そうなると自分も思いますし、周りからもあることを言われます。

ブロックチェーンってなに??」

 この素朴な疑問への一つの解として1)をオリジナル=ビットコインとして「狭義ブロックチェーン」、2)を「広義ブロックチェーン」として定義されたということになります。

じゃあ広義のブロックチェーンって何になるかというと以下の表が非常にわかりやすくまとまっていました。ビットコインも入っているので、狭義も含んでますね)

 

f:id:mochi-mochi-0397:20180718143135p:plain出典:ビットコイン研究所ブログ(http://doublehash.me/blockchain-difinition/

 ここでは細かい説明はしません。何となくこれだけ多くの分類が出来るんだな、と思っていただければ十分です。

 

まとめ

1)「ビザンチン障害を含む不特定多数のノードを用い、時間の経過とともにその時点の合意が覆る確率が0へ収束するプロトコル、またはその実装をブロックチェーンと呼ぶ。」

2)「電子署名とハッシュポインタを使用し改竄検出が容易なデータ構造を持ち、且つ、当該データをネットワーク上に分散する多数のノードに保持させることで、高可用性及びデータ同一性等を実現する技術を広義のブロックチェーンと呼ぶ。」

定義策定のアプローチ

まず、Satoshi Nakamoto論文およびその実装である、ビットコインブロックチェーンをオリジナルのブロックチェーン(以下「オリジナル」)として強く意識しています。

狭義のブロックチェーン(定義1)は、オリジナルを意識し、それが備える本質的で不可分な特徴を捉え、言語化しました。

広義のブロックチェーン(定義2)は、昨今〜今後の技術の展開を鑑み、オリジナルが備える特徴であっても、別の実装方式や別の目的への展開などにおいて、置換や変化が行われていく広がりを許容しながらも、特徴を捉えられるよう、言語化しました。

今後について

今回公開する定義は、現在時点の見解であると考えており、今後もアップデートが必要であると考えています。また、引き続き、ブロックチェーンに関する用語解説を策定していく予定です。

出典:「ブロックチェーンの定義」を公開しました | JBA

 全7回に渡って説明することになった「日本ブロックチェーン協会の定義から、ブロックチェーンを理解しよう」ですがいかがだったでしょうか。以上の文を見て、ふむふむなるほどねと1mmでも思ってくれたのならこれほどうれしいことはありません。

 また、今後についてと書かれているように、この定義はアップデートされていくはずですし、するべきだと思います。その時はまたこのブログで書いていけたらとも思います。

では今日はここまでです。ここまで読んで頂きありがとうございました!

何か不備等ありましたらご指摘いただけると幸いです。

 

参考資料

「ブロックチェーンの定義」を公開しました | JBA

なんでもかんでもブロックチェーン?何をもってブロックチェーン?ブロックチェーンの用語の混乱を整理してみる(議論たたき台) | ビットコイン研究所